こんにちは。

相続のお話をする際に、必ず説明をしているのが相続税控除額です

本屋さんでならんでいる相続の本にも100%記載がありますので、

ご存知の方も多いと思います。

計算式は簡単です。

3000万円+(相続人の数×600万円)です。

例えば、夫が亡くなり、妻と長男、長女が残された場合(相続人3名のケース)。

3000万円+(3×600万円)ですので、4800万円が相続税の控除額

となります。

しかし、どの範囲が相続財産かというのが不透明です。

大分類でいうと、プラスの財産(土地建物など不動産+預貯金株式など金融資産+

その他の金銭的価値のある動産など)からマイナスの財産

(サラ金などの借金、不動産の購入の際に銀行から借り入れた借金など、

葬儀費など死亡の際にかかった費用等)

を引いた額が相続税がかかるかどうかの判断の際に調べるべき相続財産となります。

ここで一番大きい財産は土地や建物の不動産であると思います。

そこで少々詳しく説明すると、

一般的な例でいうと、建物は固定資産評価額そのままとなりますので、

この額を調べるには、毎年4月以降に届く固定資産納税通知書に記載がありますのでそこで確認ができます。

次に、土地については、固定資産評価額、路線価、実勢価格とありますが、相続税に関しては、

通常は路線価という価格が使われます。

路線価は大まかに調べるには、国税庁のホームページとグーグルマップを照らし合わせて

場所を特定すれば、金額まで出せます。

そこで、東京23区の路線価を調べると、港区の南青山5丁目のある場所は、1㎡あたり174万円

であり大変高額です。

札幌市では高級住宅地である円山公園駅の地域でも1㎡20万円くらいとなっております。

そうすると、例えば120㎡の土地の上に家を建てるとその路線価は、

東京港区の南青山の場合2億8800万円で、

札幌の円山公園駅周辺だと2400万円となります。

これを比較するといかに東京23区がずば抜けて地価が高いかがわかりますね。

今回挙げた例は南青山という東京23区でも特に高いエリアでしたが、

他の東京23区の地域でも1㎡60万円とか

という土地はいっぱいあります。

そのようなわけで、相続税のかかる方というのは、東京23区に集中するのです。

他方、建物自体の評価額は東京23区でも札幌でも帯広でも函館でもどこでも、

それほど高くはなりません。

例えば、120㎡の土地上に立つ建物の固定資産評価額が

1000万円だとすると先ほどの札幌の円山エリアでさえ土地と建物合わせて3400万円であり、

もし、相続人が3人のケースだと相続税控除額が4800万円なので、あと、1400万円まで

相続税がかかる案件に達するまで余裕があることとなります。

 北海道はこのようにほとんどの方が相続税の申告対象とならない方がほとんどとなります。

事業を起こしている方やよほどの資産家の方以外は、必要以上に相続税の心配はいらない

のかもしれません。