こんばんは。今回は、銀行の残高証明書の必要性について説明します。
当事務所では、相続手続きの財産調査の際、
ほぼすべての事案で、銀行や郵便局の残高証明書を取るように
しています。
ご遺族の方々は、正確に預貯金がどこにどのくらい故人が残高を有していた
かというのははっきりとわからないというのが通常であるかと思います。
残高照会をすることによって死亡時の故人の預貯金口座が一度に判明します。
例えば、転勤で3年間東京に住んでいた時などは、
同じ地方銀行でもの東京支店に口座を
持っているかもしれません。
残高照会をかけないと大切な故人の方の財産が漏れてしまう可能性があります。
また、解約手続きの際に知らなかった口座について銀行が教えてくれることがありますが、
その時は遺産分割協議書を取りまとめた後だと、
分割のやり直しが原則できないことから分け方が不平等になったりすることも
あります。
そのため、念のため多い少ないにかかわらず、遅くとも遺産分割協議前に、
残高照会することをおすすめします。